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zoom RSS ヴィラ=ロボス 前奏曲1番

<<   作成日時 : 2011/05/30 13:01   >>

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前から探していたヴィラ=ロボスの楽譜「前奏曲第1番」と「ショーロ1番」の2曲が行方不明になって、見つからない。
仕方がないので、思い切って『ヴィラ=ロボス ギター独奏曲集(ノード編)』を購入しました。

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早速「前奏曲第1番」を弾いてみる。

この曲は演奏者によって解釈が異なっていて、随所に違いがあるのですが特に次の箇所が違っています。

33小節からのハイポジションの所。
「a」の赤丸部分が、この楽譜では G#→A→G#→A→G# ですが、ここを全てG#で演奏している人がいます。

アンドレス・セゴビアは「a」と「b」をG#、G で演奏しています。
ジョン・ウィリアムスは「a」「b」「c」をそれぞれG#、G、F# で演奏しています。
中には「a」「b」「c」「d」全てをこのように演奏している人までいます。
譜面通りに演奏している人もいるので、どうしてこういうことになっているのか不思議です。
ただ、言えることは譜面通りに弾くのが一番大変だということです。 ボクは譜面通りに弾くようにしていますが、時々、指が疲れたときなど同じ音で弾いてみると随分楽に感じます。

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この曲で難しいところは転調した次の箇所ではないでしょうか。
ここでの標語は「ピウ・モッソ」となっています。
この解釈は「より早く」ですが、どの程度早くするのか。 若干早めに弾く人もいれば、かなり早く人もいて、この解釈の違いで曲の印象がかなり異なってきます。
 
昔、教わった時はアクセント記号の箇所は2音とも親指で弾くようにと言われました。
セゴビアやジョン・ウィリアムス等多くの人が弾いている演奏方法です。 この奏法だと華やかな音になります。
ここを低音部だけ親指で弾いている人もいて、この場合2音とも親指で弾いた時とは違った感じになっています。
この部分をどの指で演奏するか、またどのような音質で弾くかによっても曲の印象が変わってきます。

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エンディングは「ラレンタンド」になっていますが、ここも速度を落としながら音量も落として行く人、速度を落としながら音量を上げて行く人、ほとんど速度を落とさず一気に弾く人、など様々で、それらによって曲の印象もまた異なってきます。
ボクは初め、速度を落としながら音量も落としていましたが、今は音量は上げた方がこの曲のイメージに合っているかな? と思いはじめて、迷っています。


ノード編の楽譜に忠実な演奏です。 標準的な演奏と言えるのではないでしょうか。



こういう演奏もあります。 この人はハイポジションの箇所「abcd」とも譜面と異なる演奏をしています。
転調部分も2音を親指で弾かない演奏法で、標準的な演奏とはかなり異なった感じになっています。



譜面通りの演奏ですが、かなり個性的な演奏です。
後半余計な音が出たところがあるのがちょっと残念ですが、なかなか面白い演奏だと思います。
 


A・セゴビアとJ・ウィリアムスの演奏もあったのですが・・・・セゴビアは晩年の演奏で本来の実力ではないし、ウィリアムスは途中1カ所気になるミスがあったので紹介しませんでした。


この曲は、技術的にはそれほど高度なテクニックを必要としない割に、演奏表現によって曲のイメージが大きく異なるので、演奏していてとても楽しい曲です。


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