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zoom RSS 絶対やってはいけなかった『為替デリバティブ取引』

<<   作成日時 : 2012/05/17 22:26   >>

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雨がシトシト降る昼下がり、丸の内にある「全国銀行協会」で紛争解決あっせんの事情聴取があり、社長と行って来ました。


金融派生商品である「為替デリバティブ取引」を多くの中小企業や各種法人が銀行から売りつけられ、ほとんどの企業が為替差損で大損失を発生しているのです。
2,3年前に幾つかの学校法人が大赤字を出したり、消えた年金の原因を造った商品です。


当社も為替デリバティブを契約してしまい、例に漏れず多大の損失を計上して、現在も毎月1千万円程度の損失が発生しているのです。

そのためこの契約を解約しようと、全国銀行協会にADR(裁判外紛争解決手続き)の申立を行なっていたのです。
契約を中途解約し精算金の一部負担を銀行に要求するという申し入れです。
そのADRのあっせんの事情徴収なのです。

為替デリバティブについては『為替デリバティブ119番』を参照して下さい。

またその危険については『’超プロ’K氏の金融講座』がわかりやすいです。
これは船井幸雄氏のHPに載っていたものです。 この記事は検索で偶然見つけたもので、船井氏については個人的には興味がありません。


事情聴取は当社の業務内容や、輸入量、取引に関するリスクの認識度などが聴取され、次に銀行の事情聴取を行なうということで、しばらく待機させられました。

その時撮った写真がこれです。 我々の気持ちを代弁するように、雨に霞む皇居周辺です。

画像



しばらくして再度呼び出され、解約精算金を双方で応分に分担するあっせん案の確認があり、それを了承すると、銀行側の確認を取るということで再び待機させられた。


間もなく呼び出しがあり、銀行側もあっせん案を受理する方針で、銀行に持ち帰り結論を出すということで、終了となった。

こういうことには疎い我々にとってはなんとも気の重い作業だったので、懸案事項が一段落してホッとしました。

当社の損失ですが、(為替差損によるものです)
今までに発生した損失が2億数千万円、解約に要する清算金の負担が8千数百万円、ざっと3億円以上の損失が発生することになります。
それでも解約しなければ2億円近くの損失が発生することを考えれば、これでよしとしなければいけないのでしょう。


契約をしてしまった後でどうしようもなかったのですが、為替デリバティブ取引についての書物を読んで調べてみたのです。
調べれば調べるほど、危険で契約者にとって不利な内容の契約(全てのデリバティブではありませんが)であるということが判りました。

銀行はリスクヘッジという言い方で話を持ってきたので、海外から商品を仕入れている当社としても為替リスクのヘッジになるならということでこの話に乗っかってしまいました。
ところが実際には全くリスクヘッジになっていない、それどころか危険ばかり大きなリスクテイク商品だったのです。

特に、「通貨オプション」とか「クーポンスワップ」とか「ノックアウト」とか「ギャップレート」などの言葉が出てきたら、絶対にやってはいけない契約だということです。


現在は金融庁からきついお達しがあって銀行も為替デリバティブを売ることはないようですが・・・・
ほとぼりが冷めた頃にはまた新しい金融派生商品を持ち込んでくることと思われます。

銀行はいろいろと中小企業にとって都合の良さそうな話をするでしょう。
しかし、今回のデリバティブに代表されるように、それは銀行にとって都合が良い話で合って決して中小企業を慮ってのことではないのです。

会社が大事ならば、間違っても銀行が持ってくるこのような美味い話には手を出さないことですね。


それにしても、多くの企業がこれほど損失を被っているということは、反対に多くの利益を生み出している誰かがいるはずなのです。

単純に考えると、為替を売る側の銀行が儲かっていると思うのですが・・・・






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