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zoom RSS クララ・ヌネス/褐色のサンバ:Canto das tres racas(三つの民族の歌)

<<   作成日時 : 2014/05/14 23:07   >>

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「ブラジレイロ」というブラジルのミュージシャンを集めたアルバムを聴いて、その中から気に入った人のアルバムを入手しています。

このアルバムの中で最も印象的だったのが、クララ・ヌネス(Clara Nunes)が歌うCanto das três raças(三つの民族の歌):日本語で「褐色のサンバ」という曲です。

1982年8月20日、来日公演の間にNHKの「魅惑のファンタジー」という番組に出演した時の映像です。
画も音も非常に悪く、途中音が歪んでいるところもあります。 


作詞:パウロ・セザール・ピニェイロ(Paulo Cesar Pinheiro)
作曲:マウロ・ドゥアルテ(Mauro Duarte)
ちなみにパウロ・セザール・ピニェイロとクララ・ヌネスは夫婦です。、


映像が悪く邦訳が見づらいですが、次のとおりです。

インタビュー
「私が歌う歌の中には『三民族の歌』と呼ばれる歌があります。
私はこの歌がとても好きです。 というのは、そこにはブラジルの大衆音楽のすべての形がとり込まれているからです。
それはインディオ、黒人、白人の三つの民族の結びつきによるものであり、その結びつきこそがブラジル、そしてまたブラジル大衆音楽を形づくったものなのです。
そして それは心、愛、喜びを歌っているのです。」


     褐色のサンバ

     誰の耳にも届かなかった
     ブラジルの歌の苦しい泣き声
     哀歌のこだまが聞こえていた
     囚われのインディオから
     黒人の反抗の歌声は
     奴隷たちの村から立ち上がる
     支配者に立ち向かう戦いも
     流れを変えられなかった
     戦いと平和の交代のなかで
     この土地の民は苦しみを歌う

     夜も昼もこだまする
     ああ苦しい働く者の歌
     その歌は喜びの歌でなくてはならない
     でも聞こえるのはただ
     すすり泣き


この曲が出た当時、サンバというと陽気に踊り騒ぐ音楽としか考えられなかったので、こんなに深い内容の音楽があるとは思ってもいませんでした。 もっと早くこの曲に出会っていたなら、クララ・ヌネスについてもっと知ることが出来たのにと思いました。
どことなく寂しさが感じられ、その寂しさを紛らわすようにサンバのリズムなっていく実に良い曲です。

この曲が収録されているアルバム『Canto das três raças』の中古CDが見つかりました。 このアルバムは中古でしか入手出来ないようですが、ベストアルバムにも必ず収録されているので、クララ・ヌネスの歌を全く知らない自分にはベストアルバムの方が良かったかと思いました。
 
画像


1. Canto das Três Raças (Mauro Duarte/Paulo Cesar Pinheiro)
2. Lama (Mauro Duarte)
3. Alvoroço no Sertão (Aldair Soares/Raymundo Evangelista)
4. Tenha Paciência (Nelson Cavaquinho/Guilherme de Brito)
5. Ai, Quem Me Dera (Vinícius de Moraes)
6. Risos e Lágrimas (N. Cavaquinho/R. Brandão/J. Ribeiro)
7. Basta um Dia (Chico Buarque)
8. Fuzuê (Romildo/Toninho)
9. Meu Sofrer (Bide/Maçal)
10. Retrato Falado (Eduardo Gudin/Paulo César Pinheiro)Faixa Bônus
11. Embala Eu [part.Clementina de Jesus] (Albaléria)


パウロ・セザール・ピニェイロ本人が歌う「Canto das três raças」です



2曲目の「Lama」 この曲もNHKの番組映像がありました。



多くの人がこのアルバムの曲を歌っているので、ここからはクララ・ヌネス以外の映像を中心にしてみました。


クララ・ヌネスのトリビュートライブでの「Alvoroço no Sertão」です。 歌い方も声の感じまでもクララによく似ています。

CLARIDADE - Homenagem a Clara Nunes 2



クララ・ヌネスが歌うこの曲はとても良い曲なので、男性ボーカルを取り上げてみました。 ボーカルはなかなか良いのですがギターのマイクが悪いのがちょっと残念です。 演奏は1分少し後から始まります。

Rui Ribeiro interpreta "Tenha Paciência" de Nelson do Cavaquinho e Guilherme de Brito



フルート、ギターの演奏が印象的なアルバムの曲ですが、ほとんど同じアレンジで演奏されていてなかなか良いです。

Maytê Corrêa - Ai quem me dera (Toquinho / Vinicius de Moraes)



ネルソン・カバキーニョ(Nelson Cavaquinho)自身が歌う「Risos e Lágrimas」 ドキュメンタリー番組の映像のようです。 とても味がある歌とギターです。 どこかデルタブルースと共通点を感じてしまうのは何故でしょうか。



ブラジルのミュージカル歌手ビビ・フェレイラが歌う「Basta Um dia」です。 個人的にミュージカル音楽は好みでないので有名な歌手なのでしょうがいまいちです。 ギターの伴奏が良かったので取り上げました。

Bibi Ferreira canta "Basta Um dia" 1978



メストリ・マルサル(Mestre Marçal)が父アルマンド・マルサル(Armando Marçal)のうた「meu sofrer」を歌っている映像です。 クララ・ヌネスのアルバム曲とは雰囲気が違いますがとても良いです
パーカッショニストのアルマンド・マルサルはメストリ・マルサルの息子で、この曲の作者ではありません。 ややこしい。
  (Alcebíades Barcelos, Armando Marçal) - Mestre Marçal



アルバムに収録の「meu sofrer」です。 クララの歌は癖もなくある意味一本調子ですが、そこが彼女の良さなのでしょう、この曲を聴くと彼女の良さがよく分かります。

CLARA NUNES - MEU SOFRER



日本公演から約半年後、1983年4月2日 下肢静脈瘤の手術のための麻酔によって彼女は亡くなりました。 1943年8月12日(1942年という説もあります)生まれということで、間もなく40才を迎える節目での事故でした。

下肢静脈瘤と言うのは命に係る病気ではないですが、彼女にとっては美しい脚を保つために敢えて手術をしたのでしょうが・・・・
ボクも下肢静脈瘤で(過去の記事です)本当は手術をした方がいいのですが、普通に生活をする上で特に支障がないので今のところ手術は控えています。
クララも強力なストッキングなどでごまかしていればその後の活躍も可能だったので、これだけの歌手が40才で無くなったことを本当に残念に思います。


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